その“剣と謎の世界”、本当に「生きて」いますか?

あなたは今、壮大な物語世界を創造していることでしょう。
活気あふれる城下町、荘厳な王城、そして頼れる冒険者ギルド…。
多くの読者やプレイヤーが愛するその「お約束」は、物語を円滑に進めるための、素晴らしい共通言語です。

しかし、もしその他大勢がまだ気づいていない、新たな物語の鉱脈が、その心地よい「お約束」と、歴史の真実との乖離の中に眠っているとしたら?

歴史は、単なる年号の暗記ではなく、現代の私たちの常識とは全く異なる論理(OS)で動いていた、生々しい人間の営みの記録です。

このライブラリーは、その歴史の記録を「制約」としてではなく、あなたの物語に、誰も真似できない深みとリアリティ、そして抗いがたい葛藤を与えるための「最高の素材」として活用するための、実践的なガイドブックです。

ライブラリー(全6巻)のご紹介

このライブラリーは、物語の「心構え」から「実践的なツール」、そしてより深い「テーマ別の知識」へと、段階的に学びを深められるよう設計されています。

▼ Vol.1:【導入編】『その“剣と魔法の世界”、本当に「生きて」いますか?』

まず、あなたの「世界を見る目」を変える一冊。なぜ私たちはファンタジーの「お約束」を心地よく感じるのか。その深層心理と文化史的な背景を解き明かし、史実の「不自由さ」を物語の「面白さ」に変えるための、新しい視点を手に入れます。

▼ Vol.2:【実践ツール編】『馬車の“窓ガラス”から創る、世界設定速習シート』

次に、すぐに使える「世界の骨格」を手に入れる一冊。
「移動手段」という一つの問いから、中世・近世・近代の社会、経済、文化、技術レベルを瞬時に構築できる、実践的な設定シートです。あなたの世界の「当たり前」に、確かな重力を与えます。

▼ Vol.3:【テーマ別深掘り編①】『統治・社会編:「RPGの王様」と「不自由な農奴」』

王様は本当に絶対権力者?
9割の民衆の本当の姿とは?
ファンタジーの根幹をなす社会構造の「お約束」と史実を比較し、リアルな権力闘争や社会階層から生まれる葛藤の描き方を学びます。

▼ Vol.4:【テーマ別深掘り編②】『経済・文化編:「冒険者ギルド」はどこから来たのか?』

冒険者ギルド、衛生観念、恋愛結婚…。
キャラクターの日常を支えるシステムの、意外な真実を深掘りします。
人々の生活に根差したリアルな文化や習慣が、あなたの世界に確かな手触りを与えます。

▼ Vol.5:【テーマ別深掘り編③】『創作実践編:読者の没入を妨げる“ノイズ”の見つけ方』

読者の没入を妨げる世界の「矛盾(ノイズ)」を発見し、それを逆に説得力のある独自設定へと昇華させるためのプロの思考法を解説。
世界の整合性を飛躍的に高めるための、実践的なヒント集です。

▼ Vol.6:【資料編】『教会の横で、なぜ研究所が生まれたのか?』

世界の根幹をなす「対立」の描き方を深める、シリーズ最終巻。
「宗教と科学」という普遍的なテーマを題材に、物語の思想的対立に、歴史に裏打ちされた深みと説得力を与える方法を探ります。