「確かさ」が織りなす、深い感動と共感
※AIが日本語の読みを間違っている部分があります。
このようなご相談、大歓迎です!
「この設定、本当に合ってる?」 アニメ、漫画、小説、CM、ドラマ制作の現場で生まれる昔の衣裳や風景、所作の疑問や不安に、専門家が気軽に応えます。 企画段階のビジュアル相談から、本格的な監修、設定の裏付けまで。あなたの作品のリアリティを、「ことほむ」が専門的知見で力強くサポートします。
企画の初期段階や、ちょっとした疑問でも構いません。クリエイターの皆様の「これ、どうなんだろう?」に寄り添います。
- アニメ・漫画制作でのキャラクターの服装や小道具、背景ビジュアルのご相談
- 小説・シナリオ執筆におけるプロット段階での簡単な歴史的事実の確認
- CM・広告で扱う表現が、特定の時代設定として適切かのクイックチェック
- ゲーム開発における世界観設定の裏付けや、文化・風俗に関する監修
- YouTube動画などで歴史解説をする際のファクトチェック
時代考証は「時代劇」以外でもサポート可能です!例えば…昭和・平成が舞台の作品や、異世界ファンタジーの社会背景や町並み、産業技術設定、未来世界の生活様式や社会背景などです。詳しくは「応用時代考証」のページをご覧ください。

- 1. 「確かさ」が織りなす、深い感動と共感
- 1.1. このようなご相談、大歓迎です!
- 1.2. 物語に魂を宿す ― 「確かさ」が守り育む、文化の未来
- 1.3. 歴史の深淵を探求し、物語と共鳴する
- 1.4. 「確かさ」が織りなす物語の力
- 1.5. あなたの物語に貢献できること
- 1.6. 具体的なサービス内容・料金について
- 1.7. はじめに
- 1.8. 資料収集・時代考証・監修サポート料金について
- 1.9. お気軽にお問い合わせください。
- 1.10. 背景美術における窓(板)ガラス・雨樋・屋根材についての調査例
- 1.11. 時代考証資料収集実績
- 1.12. 考証依頼資料収集・レポート参考例
- 1.13. シナリオ考証
- 1.14. 地域キャラグッズ・キャラクターの設定時代考証および資料収集事例
- 1.15. 関連記事

クオリティを上げる時代考証・監修
制作会社、広告代理店の方以外でも、
個人・サークル・チームで創作活動をしている方たちにも
役立てていただきたい「時代考証」について。
物語に魂を宿す ― 「確かさ」が守り育む、文化の未来
コンテンツ制作において、描かれる時代や文化に対する「確かさ」は、なぜそれほどまでに重要なのでしょうか。
一つの理由は、不正確な描写や誤った情報が引き起こす、いわゆる「炎上」リスクの回避です。視聴者や読者の知識レベルが向上し、情報へのアクセスも容易になった現代において、誤りは瞬く間に拡散し、作品だけでなく制作者や関連企業の信頼をも大きく損なう可能性があります。
しかし私たちが時代考証・監修を通じて目指すのは、単なるリスク回避に留まりません。 特に日本のアニメ作品をはじめとするコンテンツは国境を越え、今や世界中の人々が日本文化に触れる大きな窓口となっています。
そこに描かれる文化や歴史が魅力的であるほど、海外の方々は大きな期待を抱いて日本を訪れます。しかし、もしその描写が不正確であったなら、彼らは誤った日本文化のイメージを抱いたまま来日し、現実とのギャップに戸惑うことになるでしょう。
それは、個々の観光客の体験を損なうだけでなく、地域全体のブランディングに予期せぬ歪みを生じさせ、ひいては文化財が本来の文脈や歴史的価値から切り離されて表層的に消費されたり、あるいは本来とは全く異なる形で未来へと伝えられてしまう「価値の文化財破壊」に繋がりかねません。

「私たちの物語」ページでもお伝えしている通り、創業以来、このような文化の誤解や価値の毀損を防ぎ、正しい理解と深い敬意に基づいた文化継承を社会における重要な使命と考えてきました。
この「時代考証・監修サポート」は、その使命を果たすための私たちの具体的な行動の一つです。
「炎上」を避けるという守りの視点はもちろんのこと、それ以上に国内外のすべての人々が日本の豊かな文化とその精神性を正しく、深く理解し、その本質的な価値を真に享受できる未来を創造すること。
そして、大切な文化財がその本来の価値を保ったまま、輝きを失うことなく次世代へと引き継がれていくこと。そのために、私たちは時代考証における「確かさ」の追求に情熱を注ぎ、物語に魂を宿すお手伝いをしたいと願っています。
この「確かさ」こそが、作品世界の奥行きを深め、視聴者・読者の没入感を高め、国境を越えた深い感動と共感を呼び覚ます源泉となると、私たちは信じています。
歴史の深淵を探求し、物語と共鳴する
私たちの時代考証・監修は、単なる情報の照合作業ではありません。
それは、歴史の深淵を覗き込み、過去からの声に耳を澄ませ、そして現代の物語と共鳴させる創造的なプロセスです。
- 専門知識の背景にある物語 – 多様な知の融合が生む洞察
私たちの専門性は、一朝一夕に築かれたものではありません。
「私たちの物語」や「専門家紹介」でも触れているように、歴史遺産領域、民俗学、宗教学といった人文科学系の深い学識に加え、観光学、マーケティング、さらにはシステム構築やAIといったデジタル技術に至るまで、メンバーそれぞれが持つ多様な知見と経験が、私たちの時代考証の基盤となっています。
この学際的なアプローチこそが、文献の行間を読み解き、多角的な視点から歴史事象を捉え直す独自の洞察力を生み出しています。 - 「事実」の網の目を手繰り寄せる調査・分析プロセス – 見えない繋がりを可視化する
私たちは一つの史料や定説に安住することなく、関連するあらゆる情報源――古文書、絵図、考古遺物、民俗資料、そして時には現地のフィールドワークを通じて得られる生きた情報――を丹念に手繰り寄せます。
それは、華厳思想の「事事無礙」にも通じる、個々の「事実」が織りなす複雑で広大な関係性の網の目を、その全体像と共に理解しようとする試みです。
一つ一つの情報をつなぎ合わせ、その時代を生きた人々の息遣いや社会のダイナミズムを立体的に再構築することで、物語に確かな土台を築きます。 - クリエイターの情熱と「共創」する時代考証 – 物語の可能性を最大限に
私たちは、時代考証を「正誤を判定する」という一方的な作業とは捉えていません。
何よりも大切にしているのは、クリエイターの皆様がその物語を通じて何を表現したいのか、その情熱とビジョンを深く理解することです。
その上で、歴史的な「確かさ」を担保しつつ、物語の魅力を最大限に引き出すための選択肢やアイデアを共に模索します。
時には、厳密な史実と創作上の演出との最適なバランス点を見出すために、徹底的に議論を重ねることもあります。
私たちの役割は、クリエイターの皆様の最も信頼できる「歴史文化のパートナー」として、物語の創造の旅に「共創」の精神で伴走することです。
「確かさ」が織りなす物語の力
事例から紐解く、時代考証の真価
私たちがこれまでに携わらせていただいた作品群
(詳しくは「WORKS」ページを御覧ください)
- ギャグアニメでも手を抜かず、Wikipediaに掲載された例
「ゾンビランドサガR」9話にて、シナリオ上実際の時代では既に禁止されていた刑罰を適用するため、当時の軍法及び史料を調査し、該当話数の主人公「ゆうぎり」の首の傷の由来を作り上げた事例では、配信後、Twitter(当時)などでざわつかせた後、Wikipwdhiaに掲載されるといった事例が発生しています。(下図参照)
また8・9話のタイトル「佐賀事変」で検索をすると、多くの考察・感想記事がヒットし、内容的には明治時代のクオリティに関する反響が大きかったことが伺えます。 - 時代考証がもたらす、物語への豊かな付加価値
正確な時代考証は、リスクを回避するだけでなく、物語に計り知れないほどの豊かな価値をもたらします。- 没入感の深化:
細部に宿るリアリティが、視聴者・読者を物語の世界へ深く引き込みます。 - 説得力の強化:
キャラクターの行動や物語の展開に「なるほど」という納得感を与え、物語全体の骨格を強固にします。 - 教育的価値の付与:
エンターテインメントを楽しみながら、歴史や文化に対する正しい知識や関心を自然と育むことができます。 - 国際的な理解促進:
海外展開の際に、文化的な誤解や摩擦を避け、作品を通じて日本の文化を正しく、魅力的に伝えることに貢献します。 - 作品の長寿命化:
一過性の流行に左右されない、時代を超えて評価される普遍的なクオリティの基盤となります。
- 没入感の深化:
あなたの物語に貢献できること
「ことほむ」の時代考証・監修サポートは、深い専門知識と多角的な分析力、徹底した調査プロセスと具体的な実績、そしてクリエイターの皆様との共創を何よりも大切にする真摯な姿勢によって、皆様の創造活動を力強く支えます。
私たちは、単に歴史の事実を提示するだけではありません。
その事実が物語の中でどのように息づき、どのような意味を持つのかを共に考え、あなたの物語が持つ可能性を最大限に引き出すお手伝いをします。
具体的なサービス内容・料金について
私たちの時代考証・監修サポートの具体的なサービス範囲、進め方、料金の目安につきましては、以下で詳しくご案内しております。

時代考証・監修サポート
指摘箇所とともに、修正用の資料を添えてお返しします。
はじめに
主にアニメーション作品の背景美術・キャラクターデザインにおいて時代考証資料および監修をおこなっております。
最近では広告(CM)の衣装監修やウェブサイトの記事監修のリクエストも多く頂いておりますので、そちらも承っています。
なお、考証作業と監修作業では大きく作業内容・工数が異なりますので、どちらをご希望かお伝え下さい。
※インディーゲームや同人作品を制作されている方にも、簡単な相談に乗っています。
制作会社・広告代理店の方へ
最近YouTube等へ流すCM動画において、神話をモチーフにしたもの、歴史上の人物、御伽草子などの昔話をベースにした表現において、日本文化の表現としておかしいのではないかといった意見から、いわゆる炎上状態にならないか、クライアントへの提案・説明資料や、コンテ・メインビジュアルなどを確認してほしいといったお問い合わせ・ご相談をいただいております。
当然、こうした文化的な背景や表現に関する炎上リスクについても、専門的な知識と経験をもって承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
※ケースバイの対応となりますので、オンラインMTGを前提にお考えいただければ幸いです。弊社ではGoogle Meetのルームをご用意できます。
考証・監修の違いについて
主な違い
- 時代考証は、主に特定の時代背景に関する正確性を追求するのに対し、監修は作品全体の品質や正確性を包括的に評価します。
- 時代考証は、制作の初期段階から関わることが多いのに対し、監修は完成した作品に対して意見を述べることが多いです。
つまり、時代考証は作品の土台となる時代背景を正確にすることに重点を置き、監修は作品全体を専門家の目でチェックし、品質を高めることに重点を置きます。
時代考証
- 作品内の時代背景や風俗、文化などを歴史的事実に基づいて調査・研究し、作品の正確性を高める資料収集やアドバイスを行います。
- 衣装、道具、言葉遣い、建築物など、具体的な描写に関する検証と資料の提示を行います。
- アニメーションの企画段階で原作指摘やキャラクターデザイン時の衣装チェック、舞台背景の設定などがこちらに該当します。
拘束期間が長くなることが特徴です。
監修
- 作品全体の品質や正確性を総合的にチェックし、専門的な立場から助言・指導を行います。
- 作品が歴史的、文化的、専門的な観点から適切な内容であるかを評価し、レポートとして提示します。
- CM制作時の衣装確認や、ウェブサイトでの記事確認、観光ガイドの説明資料の確認などがこちらの該当します。
そのため、拘束期間が短くなることが特徴です。
資料収集・時代考証・監修サポート料金について
考証・監修内容によって変わりますので、お問い合わせください。
ご予算に応じて対応いたします。
目安
- アニメ作品1クール/時代考証:30万円〜
- 設定監修/10万円〜
- 記事監修/5万円/1件〜
※記事のボリュームによって変動します。
※あくまで目安ですので、詳細を打ち合わせの上お見積りいたします。
※CM動画等の監修やアドバイスであれば、上記価格は参考程度にお考えいただき、まずは内容をご相談ください。
※長編作品の場合、資料調査内容によって調査費用上乗せをご相談する場合があります。
※大学・博物館等から資料収集が必要な場合、その実費および手数料はご請求させていただきます。
※時代考証監修の場合、別途ご相談ください。
納品形態
基本的にはメール等でご依頼後、3〜7日程度でPDFに資料をまとめてお返しします。
その他ご希望の方法によって対応いたしますが、資料確認の時間が必要となりますので、即答は難しいものとお考えください。
※調査内容が国内に限ります。
※西洋案件の場合、資料収集が難しいこともあり、お断りする場合があります。
※監修に関してはオンラインMTGで完了する場合もあります。
※個人の方のご相談の場合、この限りではありません。
ご注意
- 江戸期以前の場合、歴史遺産領域学会内でも意見が割れている場合があります。
その場合、弊社歴史調査担当が師事している大学教授が所属する学会意見を尊重することとなります。 - 弊社にて収集した資料の権利は、資料元の所有者が有しています。ご注意ください。
- 参考資料としての利用には問題ありませんが、そのまま再販等で利用する場合、所有者の許認可が必要となります。
これらの交渉案件については別途費用が発生する場合がありますので、利用方法について事前にお知らせいただけると、利用の可否・範囲についてもお伝えすることができます。
NDAについて
弊社では、お客様の機密情報を適切に保護することを最重要事項と考えております。秘密保持契約(NDA)につきましては、ご相談の開始時だけでなく、必要に応じて後からでも締結させていただきますので、ご安心の上お問い合わせください。
お気軽にお問い合わせください。
「こんなことまで相談して良いのだろうか?」
「私たちの作品の時代設定は非常に特殊なのだが…」
どのような内容でも、まずは一度お気軽にご相談ください。
私たちことほむが、貴社・あなたの創造の旅に、歴史文化の専門知識という確かな羅針盤を提供し、物語が持つ輝きを最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。
共に、心に残る物語を創り上げましょう。
背景美術における窓(板)ガラス・雨樋・屋根材についての調査例
輸出展開まで視野に入れた某コンテンツにて、美術背景・キャラクター衣装・モブキャラ衣装の時代資料収集で多かった例に、「日本の明治初期・明治中期以降・大正・昭和初期頃」に関するサポートが多かったので、参考までに実例をご紹介します。
板ガラスは明治40年以降に国産で作られるようになったが、庶民の家屋では障子がガラスと同様の役割を果たしていたので、農村部では昭和中期頃まで板ガラスはあまり普及していなかったと推測されます。
ちなみに、Google画像検索で「明治 写真」などのキーワードで出力される写真資料の多くは明治40年以降、大正初期ごろのものがほとんどです。

コンテンツの時代設定は幕末で、窓ガラスの有無を始めとした建造物の描き方。特に屋根の表現で日本か中国かを認識する傾向にありました。
瓦屋根は中国と誤認識されてしまうため、板葺き・石置き屋根と、瓦屋根の併合および樋(木樋)を描くことで、明治初期の日本感が出る資料を用意し、採用していただきました。
時代考証資料収集実績
シナリオの人物描写、台詞回し、陣のとり方や室町時代の建物、小舟などできる限り作画・レイアウトに必要な資料を収集しました。
またテロップの文言の提供、SF的な要素を加味した背景設定などへのアドバイスも行いました。
考証依頼資料収集・レポート参考例
実案件の紹介はさまざまな制約があるためご紹介できませんが、案件をもとにしたサンプルを制作しました。依頼〜検証レポートの一例です。この他、メールによる確認のほか、演出・舞台設定のファンタジー要素などに応じ、どこまで史実に寄せるか、または史実を底にしてファンタジー設定をどこまで乗せるかなどの相談に応じています。
※キャラクターはフリー素材に置き換えてあります。
