ミクロアートの小宇宙へ、AIアバターが誘う、新感覚アート体験

北山敏氏(左)/
NYで「Micro x Universe」Vin Kitayama作品集を出版したJohn O’Donnell 氏(右)

醤油の一滴、あるいは温泉の一滴に、息をのむほど美しく、広大な小宇宙が広がっているとしたら――。 その深遠なミクロアートの世界観を、あなたの専属AIアバターが、まるで隣にいるかのように親しみやすく、そして知的にナビゲートします。

「ことほむ」は、安曇野市あずみのし在住のミクロアーティスト・北山 敏キタヤマ ビン氏との共同プロジェクトとして、ミクロアートの驚きと感動をより多くの人々へ、そして特に若い世代へ届けるための新しいアート体験を創造しています。

AIアバター「醤油ちゃん」と共に、顕微鏡越しの絶景に隠された物語や、アーティストの創造の秘密に触れる旅へあなたをご案内します。
これはただ見るだけではない、ミクロの世界とのインタラクティブな対話の始まりです。

当プロジェクトをNootbookLMでPodcast風に音声解説しています。
※AIが日本語の読みを間違っている部分があります。

点滴に宿る無限の創造

ミクロアートとは、肉眼では捉えきれない微細な世界に存在する形や色彩、構造の美を、顕微鏡を通じて見出し、芸術作品へと昇華させるアートです。
この未知なる美の領域を探求し続けるのが、アーティスト北山 敏キタヤ ビン氏です。
1949年に生まれ、分光学・結晶学で理学修士号を取得後、学習院大学「エコトキシコロジー研究所」の主任研究員として科学の道に進まれました。その一方で、草間彌生氏の版画制作で知られる岡部徳三氏の工房でシルクスクリーン版画を学び、横尾忠則氏や磯崎新氏といった現代美術の巨匠たちの作品制作にも深く関わられました。
さらに高松次郎氏からコンセプチュアルアートの薫陶を受け、科学的視座と芸術的感性を融合させた独自の「Micro Crystal Art」を提唱されています。

北山氏の創作におけるユニークな点は、「対象物には一切手を加えず、科学的発見をするだけで創作しない芸術家」というスタンスにあります。例えば、代表的なモチーフである「醤油」。私たちが日常的に使うその一滴に氏が顕微鏡を向けるとき、そこには息をのむような色彩と、生命の神秘を感じさせる有機的なフォルムが、まるで小宇宙のように現れます。それは醤油を造り上げる職人たちが、真摯なものづくりの中で意図せずして生み出した「美」そのものなのです。
「日常に溶け込むものにこそ、未知の宇宙が広がっている」と北山氏は語ります。その作品は、私たちの食卓や自然に対する見方、さらには生きることの意味や価値観をも豊かに変容させる力を秘めており、国際的なビエンナーレでの発表やニューヨークからの作品集出版、ワイナリーでの常設展示など、国内外で高く評価されています。

ミクロ宇宙に観る華厳の煌めき
– ことほむが共鳴する世界観

北山氏が捉えるミクロアートの世界は、単に微細なものの美しさを超え、私たちに宇宙の成り立ちや存在の本質について深い洞察を与えてくれます。
日常のありふれた一滴の醤油の中に、複雑で調和に満ちた小宇宙が無限に広がっている様は、まさに「私たちの物語」でも触れている華厳思想けごんしそうの世界観を映し出しているかのようです。

華厳経に説かれる「一即一切・一切即一」という言葉があります。これは、一つ一つの微細な存在(一)の中に宇宙全体(一切)が内包され、また宇宙全体(一切)も個々の存在(一)の集まりとして現れている、という考え方です。
北山氏のミクロアートは、まさしくこの「一滴のなかに全宇宙を見る」ような体験を私たちに与えてくれます。顕微鏡を覗けば、そこには無数の結晶や色彩、光の粒子が、互いに影響しあい、妨げることなく存在し(事事無礙じじむげ)、一つの壮大な調和した世界(曼荼羅)を織りなしています。

私たち「ことほむ」は、このミクロアートに顕現する華厳的な世界観に深く共鳴しています。個々の存在が決して孤立せず、すべてが繋がりあい、互いを照らしあって全体として輝いているという思想は、私たちが歴史文化を扱い、地域や事業の価値を再発見し、未来へと繋いでいこうとする際の根底にある視点そのものです。

このプロジェクトにおいて、AIアバター「醤油ちゃん」がミクロアートの「世界観」を案内するという役割も、単に科学的な解説をするだけでなく、この小さな世界に広がる無限の繋がりや調和の美、そしてそこに宿る生命の神秘といった、深い感動を伝えることを目指しています。それは、華厳の教えが示すように、足元の小さな一点からでも宇宙の真理に触れることができるという、驚きと喜びに満ちた体験なのです。

AIアバター「醤油ちゃん」が解き明かす、ミクロアートの「世界観」、そしてその先へ

私たちは、北山聡氏のミクロアートが持つ深遠な「世界観」と、そこに込められたメッセージを、より多くの人々に、より深く、より楽しく体験してもらうために、愛されるキャラクターと最新のWebAR技術、そしてAIの知見を融合させました。

AIアバター「醤油ちゃん」のご紹介
あなただけのミクロ宇宙ガイドから、未来の観光ナビゲーターへ

ミクロアートの小宇宙を案内するのは、あなたの知的好奇心に寄り添うAIアバター「醤油ちゃん」です。
北山氏のミクロアート作品(特に醤油の結晶)の色彩やフォルムからインスピレーションを得てデザインされた「醤油ちゃん」は、ミクロの世界の成り立ち、そこに潜む科学的な面白さ、そしてアーティスト北山氏が作品に込めた想いや、醤油の結晶が見せる風景から広がる物語などを、あなたとの対話を通じて分かりやすく解説することを目指しています。

「これは何からできているの?」「この不思議な色はなぜ?」――あなたの素朴な疑問から専門的な興味まで、「醤油ちゃん」がその知識と親しみやすい語り口で応え、ミクロアートの「世界観」への理解を深め、新たな発見へと導く役割を持っています。

このAIアバター「醤油ちゃん」で培われる対話技術や多言語対応の案内ノウハウは、将来的により広範な「AI観光ガイド」として、様々な地域の文化資源や観光スポットの魅力を伝えるための基盤技術となることを目指しています。

WebAR技術による、手のひらの上のインタラクティブ体験

特別なアプリをダウンロードする必要はありません。お手持ちのスマートフォンやタブレットを北山氏のミクロアート作品にかざすだけでAR(拡張現実)として現れ、AIアバター「醤油ちゃん」がその豊穣な世界へとあなたを誘います。
AIアバター「醤油ちゃん」が解説をしてくれる、これまでにないインタラクティブなアート体験を目指して開発しています。

キャラクターマーケティングへの展開
– ミクロの魅力、マクロな可能性

AIアバター「醤油ちゃん」は、単なる案内役にとどまりません。ミクロアートの魅力を体現するアイコンとして、また、様々な情報やメッセージを伝える親しみやすいメッセンジャーとして、教育分野での活用、醤油をはじめとする地域産品のプロモーション、企業ブランディングなど、多様なキャラクターマーケティングやコンテンツ展開への可能性を秘めています。
そして将来的には、様々な観光地で活躍するAIガイドの顔となるかもしれません。

プロジェクトが拓く可能性

アート、教育、そして「AI観光ガイド」による地域活性化へ

この「ミクロアート × AIアバタープロジェクト」は、新しいアートの楽しみ方を提案するだけでなく、さらに広い可能性を秘めています。

  • 新たなアート鑑賞体験と若い世代への知的好奇心の喚起
    AIアバター「醤油ちゃん」の案内によって、専門知識がない人でもミクロアートの深遠な「世界観」を楽しく、深く理解できる新しいアート鑑賞の形は、特に若い世代にとって、科学と芸術の両分野への興味関心を自然な形で育む、新しいエデュテインメント体験となるでしょう。
  • 「AI観光ガイド」による新たな観光体験と地域活性化への展開
    このプロジェクトで開発・実証されるAIアバター技術は、ミクロアートの世界に留まりません。
    将来的には、地域の史跡、美術館、博物館、自然公園など、あらゆる観光地で訪問者に寄り添い、その場の歴史や物語、見どころを多言語で、そしてインタラクティブに解説する「AI観光ガイド」へと発展させる構想です。
    これにより、人手不足が課題となる観光地でも質の高い多言語案内サービスを持続的に提供し、旅行者の満足度向上と深い文化理解を促進。
    ひいては、新たな観光客層の誘致や滞在時間の延長に繋がり、インバウンド誘致を含めた地域経済の活性化にも貢献します。
  • アートとテクノロジーの融合による未来
    伝統的なアートと最新テクノロジー(AI、AR)の融合は、これまでにない感動体験やコミュニケーションの形を生み出します。
    私たちは、このプロジェクトを通じて、文化と技術が調和し、人々の心を豊かにする未来の可能性を追求していきます。
    これは、私たちの基本理念「歴史に学び、今を創り、未来を守る」にも通じる試みです。

ミクロの冒険へ、AIアバター「醤油ちゃん」と共に!

さあ、あなたもAIアバター「醤油ちゃん」と一緒に、北山氏が創造するミクロアートの小宇宙への冒険に出かけませんか?
日常に隠された驚異の美しさと、その奥深い世界観が、あなたを待っています。
そして、この体験の先に、新しい観光の未来が広がっています。

このAIアバター「醤油ちゃん」やWebAR技術、そして将来的な「AI観光ガイド」を活用した共同プロジェクト、ミクロアートやキャラクターを用いた商品開発、展示企画、教育プログラム、新たなAI観光ソリューションの開発、地域振興プロジェクトなどにご関心をお持ちの企業・自治体・団体の皆様は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
新たな価値創造の可能性を、ご一緒に探求しましょう。

現在北山氏がコラボレートしているのは亀甲萬本店さん。まずはアートコラボを果たしています。

北山氏のミクロアート活動は新聞・Webメディアなどでも取り上げられています。

MGプレス2024.9.12版より引用
亀甲萬本店「醤油百珍」より
MGプレス2024.9.12版より
静岡新聞2023.8.22版より
長野経済月報2022.7月より

ミクロアートのARは北山氏もArtiviveを使って展開しています。
当プロジェクトでは、弊社でオーサリングしたWebARを使い気軽にブラウザで閲覧できるようにしています。

ミクロアート✕キャラクターの強み

キャラクターデザイン
アニメート設定
アクリルスタンド
アクリルスタンドとの併用(イメージ)
AR開発第一段階まで進みました。