地域や施設の新たな価値を創造する文化観光ブランディングは、未来への重要な投資です。プロジェクトを社内で承認に導くために、どのような情報が必要かお悩みではありませんか?
このガイドは、地域や施設の魅力を最大限に引き出す文化観光ブランディング事業を社内(団体内)、または関係各所に提案する際の稟議書や企画書作成に役立つ情報を提供します。
各項目を参考に、貴社・貴団体の状況に合わせて内容を具体的に記述してください。
文化観光ブランディングの意義、具体的なサービス内容、期待できる効果、そしてことほむの専門性について、稟議書・企画書にそのまま使える形で整理してあります。
必要な情報をコピーしてお使いいただければ幸いです。
文化観光ブランディング事業
稟議書・企画書作成ガイド(雛形)
1. 案件名 (Project Title)
- 【例】「〇〇地域における文化観光ブランディング事業の実施に関する件」
- 【例】「(地名/施設名)魅力向上に向けた文化観光ブランディング事業推進の件」
2. 目的・背景 (Purpose/Background)
- 現代の観光トレンドへの対応
- 【例】旅行者の「モノ消費」から「コト消費」への移行と、本物の体験や地域固有の文化へのニーズの高まり。
- 【例】長期的な観光振興と地域活性化の必要性。
- 地域/施設の現状課題
- 【例】文化庁・観光庁事業との連携を通じた、歴史文化の物語化や新しい観光価値創造の機会を活かしきれていない。
- 【例】地域/施設の魅力が十分に伝わっていない、あるいは埋もれている。
- 【例】他地域/施設との差別化が困難。
- 【例】訪問者数の伸び悩み、リピーターの確保が課題。
- 【例】地域住民のシビックプライド醸成の機会。
- 文化の保全と活用
- 地域に根ざす歴史や文化、伝統を次世代に継承し、観光資源として有効活用することの重要性。
3. 提案内容・実施概要 (Proposal Details/Implementation Outline):
- 文化の深掘り・本質理解
- 地域の歴史、伝統、風習、人々の営み、食文化など、表層的な観光資源だけでなく、その背景にある「文化の本質」を深く理解し、独自性を特定。
- ブランディング戦略の策定
- ターゲット顧客の設定と、ターゲットに響くブランドコンセプトの策定。
- 地域の強みや魅力を凝縮した「物語(ストーリー)」の創出。
- ことほむによる具体的なサービス内容
- 歴史的・文化的資源の発掘と調査。
- 魅力的な物語(ブランドストーリー)の企画・立案。
- ブランドガイドラインの策定
(ロゴ、ビジュアルイメージ、トーン&マナーなど)。 - 体験型コンテンツの企画・開発
(例:食文化体験、伝統工芸体験、地域住民との交流プログラム)。 - デジタルツールを活用したプロモーション戦略
(SNS、ウェブサイト、動画コンテンツなど)。 - 地域連携体制の構築支援
(DMO/DMC、地方自治体、観光協会、事業者との連携)。
4. 期待される効果 (Expected Outcomes/Benefits)
- 地域/施設の魅力向上と差別化
- 独自のブランドイメージを確立し、競合地域/施設との明確な差別化を実現。
- 誘客促進と消費拡大
- 新規顧客層の獲得とリピーター率の向上。
- 滞在時間の延長や消費単価の増加。
- 地域経済の活性化
- 観光関連産業への経済波及効果、雇用創出。
- 地域住民の誇り(シビックプライド)の醸成
- 地域の文化価値再認識による一体感と愛着の向上。
- 情報発信力の強化
- メディア露出機会の増加、SNSなどでの拡散効果。
- 持続可能な観光モデルの構築
- 文化資源の保護と継承、地域コミュニティとの共存。
5. 費用 (Cost)
- 総費用概算:
〇〇円
内訳:企画費用、調査費用、コンテンツ開発費用、プロモーション費用、外部委託費用など- 詳細な費用については、弊社までお問い合わせの上、お見積もりをご依頼ください。
- 費用対効果の根拠:
- 【例】過去の実績と予測:
ことほむ合同会社が持つ豊富な文化観光ブランディング実績と、当地域の特性を踏まえた詳細なポテンシャル分析により、3年以内に観光客数を20%増加させることが可能と予測しております。 - 【例】経済的リターン:
観光客増加と滞在時間の延長に伴う消費額の上昇(試算:一人あたり1,800円増)により、年間2,500万円の経済波及効果を見込んでおり、投資額6,000万円に対する十分なリターンが見込めます。 - 【例】KPIによる効果検証:
事業開始後は、Webサイトアクセス数(月間30%増)、Xフォロワー数(半年で5,000人増)、主要施設入場者数(年間15%増)などのKPI(重要業績評価指標)を定期的にモニタリングし、進捗状況と効果を厳密に評価することで、投資効果の最大化を図ってまいります。
- 【例】過去の実績と予測:
これにより、投資への確実なリターンを担保する根拠といたします。
※これらの数字はあくまでサンプルです。
6. 実施体制・パートナー (Implementation Structure/Partner)
- 社内体制:
担当部署、担当者名、責任者。 - 外部パートナー
- 「ことほむ合同会社」:文化観光ブランディングの専門知識と実績を持つ外部コンサルタントとして連携します。
(ことほむの会社概要・強みについては、別途まとめた情報を引用または添付してください。) - 他の協力事業者(交通事業者、宿泊施設、地元団体など)
- 「ことほむ合同会社」:文化観光ブランディングの専門知識と実績を持つ外部コンサルタントとして連携します。
7. スケジュール (Schedule):
- フェーズ1:企画・調査(〇ヶ月)
- 現状分析、文化資源の掘り起こし、コンセプト策定。
- フェーズ2:戦略・コンテンツ開発(〇ヶ月)
- ブランディング戦略詳細化、体験コンテンツ開発、プロモーション計画立案。
- フェーズ3:実施・運用・プロモーション(〇ヶ月~)
- 実際のプロモーション活動、コンテンツ運用、効果測定。
※具体的な期間を設定し、主要なマイルストーンを記載してください。
8. 承認事項 (Approval Items)
- 本企画の実施に関する承認。
- 予算〇〇円の支出に関する承認。
- 外部専門業者への業務委託に関する承認。
ことほむ:会社概要と強み
- 会社名:ことほむ 合同会社 (Koto Homu LLC)
- 設立:2019年5月1日(令和元年5月1日)
- 所在地:
- 本社機能:愛知県名古屋市中区富士見町14-15
- 地域振興/観光学研究拠点:石川県白山市(加賀支社 和雪庵)
- 役員構成:
- 青山 信子(歴史学/システムアドミニストレーター)
- 伊藤 昌輝(観光学/マーケター・デザイナー)
- 日比野 友香(芸術学/キャラクターデザイナー)
※これら複数名の専門家で構成されています。
2. 経営理念・ミッション
「ことほむ」は、歴史文化への深い洞察、多角的な専門性、そして創造的なアプローチを融合させ、お客様、地域社会、そして未来へと繋がる持続可能な価値を創造することを使命とする専門家集団です。単なる観光振興に留まらず、地域の文化資産を未来へ継承し、活用することを目指しています。
3. 強みと特徴
- ① 文化・歴史に対する深い知見と専門性
- 表面的な観光資源だけでなく、その背景にある地域の歴史、風習、人々の営みといった「文化の本質」を深く理解・探求することに長けています。歴史研究や時代考証の専門家も在籍しており、文化資源の掘り起こしから真に価値のある物語の創出が可能です。
- ② 多様な専門分野を融合した総合的な支援体制
- 観光学、マーケティング、ウェブ制作、データ分析、コンテンツ企画、人材育成など、多岐にわたる専門分野のプロフェッショナルが連携。ブランディング戦略の策定から、魅力的なコンテンツ開発、デジタルプロモーション、地域連携支援まで、一貫した総合的なサポートを提供できます。
- ③ 地域の「物語(ストーリー)」を紡ぎ出す力
- 地域固有の文化や歴史から、訪問者の心を動かす「物語」を紡ぎ出すことを得意としています。これにより、単なる場所の紹介に終わらず、感情に訴えかける深みのあるブランディングを実現し、地域の魅力を最大限に引き出します。
- ④ デジタルとリアルを融合したプロモーション
- Webサイト、SNS、動画コンテンツといったデジタルツールを駆使した効果的な情報発信戦略と、体験型コンテンツ開発などのリアルな場の提供を組み合わせ、多角的にターゲット層へアプローチします。
- ⑤ 地域への貢献と長期的な地域発展への視点
- 観光客誘致による経済効果だけでなく、地域住民のシビックプライド醸成、文化財の保護と活用、地域人材の育成など、地域が長期的に発展するための支援を重視しています。
観光庁の推進事業など、公的な取り組みへの参画実績も豊富です。
- 観光客誘致による経済効果だけでなく、地域住民のシビックプライド醸成、文化財の保護と活用、地域人材の育成など、地域が長期的に発展するための支援を重視しています。