2025年度 経営計画リサーチ
地域インフラの再生と
メディアの多角化
本レポートは、石川県経済を支える「テレビ金沢」と「のと鉄道」の2025年以降の経営戦略を可視化したものです。 放送収入の減少に対するデジタルシフトと、震災からの創造的復興を目指す観光鉄道のロードマップを分析します。
KTK 放送外収入比率目標
35%
イベント・デジタル事業の拡大
のと鉄道 乗客回復率
85%
対2023年比 (2025年度見通し)
地域連携プロジェクト
4件
観光DX・復興支援事業など
テレビ金沢 (KTK)
放送から「総合コンテンツ企業」への転換
経営方針 収益構造の多角化
テレビ金沢は、地上波広告収入の漸減傾向に対応するため、2025年経営計画において「放送外収入」の拡大を最重要課題としています。 特に、地域密着型のイベント事業や、自社コンテンツ(『となりのテレ金ちゃん』など)のIP活用、デジタル配信へのシフトを加速させています。
- ▶ 地域イベント: フードフェスや美術展の主催強化
- ▶ デジタル配信: ニュースのWeb展開と独自アプリの収益化
売上構成比の推移予測
経常利益の推移と見通し
コスト削減と効率化により、売上高が横ばいの中でも一定の利益水準を確保する見通しです。 2026年以降のV字回復を計画しています。
のと鉄道
震災からの復旧と「観光鉄道」としての新生
2025年 復興ロードマップ
2025年は「完全復旧」と「観光客の呼び戻し」が最大のテーマ。 地域住民の足を守りつつ、観光列車『のと里山里海号』を核とした収益確保を目指します。
2024年 復旧期
部分運行再開。代行バス輸送の実施。
2025年 再生期
全線での安全運行再開。観光列車のフル稼働。
2026年 飛躍期
新車両導入の検討。インバウンド需要の本格取り込み。
輸送人員の推移と回復予測
重要指標収益構造 (2025予想)
観光列車予約やグッズ販売による収益率向上を目指しています。
事業特性の比較分析 (SWOT視点)
メディア(情報インフラ)と鉄道(交通インフラ)。「地域社会の維持」と「収益性」の両立に挑みます。
テレビ金沢 (KTK)
戦略: 放送枠の販売から「地域ソリューション提供業」への進化。
のと鉄道
戦略: 移動手段としての鉄道に加え、「体験型観光コンテンツ」へ。
