物語の源流を探し、
現代の言葉で未来へつなぐ、歴史の翻訳家。

歴史文化調査・監修担当
青山 信子 (Nobuko Aoyama)

プロフィールサマリー

歴史の記録(レコード)に敬意を払い、物語の創作(クリエイション)に貢献する。

はじめまして。ことほむ合同会社にて「ヒストリーフェロー」を務めております、青山信子です。

この肩書きには、歴史を探求する「研究者(Fellow)」と、物語に寄り添う「仲間(Fellow)」という二つの想いを込めています。私の役割は、子供の頃から夢中になったアニメや映画の世界で、視聴者の没入感を妨げる些細な「違和感」を「確信」に変えること。昭和生まれとして肌で感じてきた“当たり前の空気感”と専門知識を基に、作品の世界観を支えています。

例えば、あるアニメ作品でシナリオ上の設定が当時の法令と矛盾した際には、関連法令の歴史を徹底的に調査・分析することで法的な「抜け穴」を発見し、物語の創造性を損なわない解決策を提案させていただきました。

普段は愛犬とのんびり過ごし、モバイルでライトノベルを読み耽るのが至福の時間です。大きな目標を語るのは少し気恥ずかしいですが、ライフワークとして続ける地域研究で、いつかまだ見ぬ古文書に出会う日を夢見ています。

歴史と物語、そして人と技術の架け橋となるべく、これからも探求を続けてまいります。

私の専門分野

私の専門分野の核は「課題解決思考に基づく、複合的なコンサルティング」です。以下の領域において、現状の制約の中から新たな可能性を見つけ出し、実現への道筋を具体的に提示することを得意としています。

  • ITコンサルティングおよび各種コンサルティング: 前職での経験と歴史研究で培った体系的な分析力を活かし、業務効率化から事業戦略まで、分野を問わず課題解決をサポートいたします。
  • クリエイティブな時代考証: 物語の創造性を最大限に尊重し、制作上の壁を突破するための「課題解決」を信条としています。歴史の深い知識を武器に、作品のリアリティと面白さを両立させます。

主な実績・活動

■ 監修・協力
  • アニメ『YASUKE -ヤスケ-』(2021年)
    ― 脚本・小物・キャラクター・背景美術時代考証協力
  • アニメ『ゾンビランドサガR』(2021年)
    ― 脚本・小物・キャラクター・背景美術時代考証協力
  • アニメ『地獄楽』(2023年)
    ― 背景美術・キャラクター・小物・背景美術監修
■ 論文
  • 修士論文「尾張藩御器所村の田畑支配―「愛知郡御器所村絵図」の特徴から―」
  • 学士論文「近世絵図を用いた中世城郭に関する一考察 ―旧御器所村の景観について―」
■ 著書
  • 『物語探求型ツーリズム入門: 歴史の「地層」から観光資源を発掘する技術』ことほむ出版、2025年11月
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  • 『二〇二六年 丙午 クライシス: 歴史が警告する「大淘汰」と生き残るための経営戦略』ことほむ出版、2025年10月
    Amazonで販売中
  • 『部下は、あなたを「本能寺」へ追い込むかもしれない。〜管理職のための世代間ギャップ生存戦略〜』ことほむ出版、2025年8月
    Amazonにて販売中
  • キャラクターが息づく時代の道具箱シリーズ① 『古代から現代までの変遷 〜価値観編〜』ことほむ出版、2025年7月
    Amazonにて販売中
  • 『なぜ、「真面目な会社」ほど二〇二六年に消えるのか?: ~「丙午」の業火から会社を守る、最後の生存計画作成ワーク~』ことほむ出版、2025年12月
    Amazonにて販売中

職歴・経歴

  • 1987年 – 2018年 大手製造メーカー
    IT部門に30年以上在籍。システム開発、プロジェクト管理などを経て、最終的にはIT戦略企画のマネジメント職を歴任。
  • 2018年 – 現在 ことほむ合同会社
    ヒストリーフェローとして独立、現職。
  • 学歴
    社会人として勤務しながら、京都芸術大学にて歴史遺産学を専攻。2021年、同大学大学院にて修士号(学術)を取得。

私が仕事で大切にしていること(人間性・哲学)

【私のコンパスとなる二つの言葉】

 「前に進まないと、過去は生まれない」

「過去と未来は表裏一体」

この二つの言葉は、私が仕事をする上で、そして人生を歩む上で、常に立ち返るコンパスのようなものです。ここには私の歴史への向き合い方、そして未来への眼差しの全てが凝縮されています。

歴史とは、ただ過ぎ去った日々の記録が書かれた、閉じた書物ではありません。私たちが未来へ向かって一歩を踏み出すことで、初めて振り返るべき「過去」が生まれ、その意味を問い直すことができます。例えば、最新のVR技術で失われた城を再現して初めて、私たちは当時の建築技術の驚くべき独創性を「体験」として深く理解できるのかもしれません。過去に敬意を払うからこそ、私は常に前を向き、新しい技術や考え方に触れ続けることをやめません。

そして、過去と未来は、コインの裏表のように決して切り離すことができません。過去の膨大な記録や知恵は、私たちが未来の道筋を描くための、何より確かな灯火となります。同時に、未来への想像力や新しい視点がなければ、過去の偉大な価値は見過ごされてしまうでしょう。私の専門性は、まさにこの過去と未来を自在に行き来することにあります。ITの知見を持って歴史を読み解き、歴史の深い文脈を踏まえながら、クリエイティブな課題解決を導き出す。この両輪駆動こそが、私のユニークな価値の源泉です。

Q. なぜ、歴史を仕事にしようと思ったのですか?

A. 「この町には、何もないよ」 誰かが寂しそうにそう呟くのを聞くたびに、私の心は痛みました。長年住んできた人がいるのなら、そこには必ず、積み重ねられた時間と物語、つまり「歴史」があるはずです。

私が研究者として最初に抱いた想い、それは知識がないゆえに失われていく「隠れた文化財」を守りたいという切実な願いでした。道端の石碑、古びた農機具、人々の記憶の中にしかない暮らしの知恵。それらはすべて、誰かが生きてきた証であり、後世に繋ぐべき貴重な文化財です。

人の営みの歴史は、まさに技術の進化の歴史そのものです。私がITの世界に惹かれたのも、歴史研究に情熱を注ぐのも、根っこは同じ。「人がどのように工夫し、未来を創ってきたか」という物語への尽きない好奇心なのです。

だからこそ、私は歴史を分かりやすく紐解き、物語として伝えることを仕事にしています。歴史の価値を再発見し、一方的に「壊す」のではなく、未来へ「繋ぐ」ための知恵を皆さんと一緒に考え出すこと。それが、私の原点であり、生涯をかけた使命だと考えています。

Q. 仕事をする上で、最も大切にしていることは何ですか?

A. 私が最も大切にしているのは、「心からの“ありがとう”をいただける仕事をする」ことです。

これは単に報酬をいただくという意味ではありません。相手が抱える課題の本質に深く寄り添い、時には「当たり前」とされる範囲を少しだけ踏み越えてでも、その方にとっての最善の解決策を探し出す。その真摯な向き合い方の結果として、心から自然と感謝の念がわき出るような、そんな価値を提供したいのです。

この想いは、IT業界にいた前職時代から一貫して持ち続けている私の仕事哲学です。

制作現場の無理難題も、複雑な歴史調査も、すべては最高の作品を世に届けたいという皆様の情熱に応えたい一心に他なりません。そして最後に、「あなたに頼んで本当によかった」と言っていただくこと。その一言が、私の何よりの原動力となっています。

個人での情報発信

より専門的な歴史の話題や、日々の調査で感じたことなどを、noteで発信しています。

公開日: 2025.06.29最終更新日: 2026.01.28