
文化の根を守り、未来を拓く。思想と経済を繋ぐプロデューサー。
エグゼクティブ・ストラテジスト/プロデューサー
WordPressスペシャリスト
伊藤 昌輝 (Masateru Ito)
プロフィールサマリー
私のキャリアは、1990年代のイスラエルにおけるDTP開発という、グローバルな技術革新の最前線から始まりました。その後、長野県でのプリンティング技術の用途開発を経て、2017年には伝統工芸と木造建築が息づく石川県白山市へ移住。茶道文化に携わる妻と共に「侘び寂び」の精神世界に身を置くことで、技術(デジタル)と文化(アナログ)の双方を深く理解する視座を養いました。
ことほむ社のプロデューサーとしての原動力は、長野県松本市での観光戦略活動中に直面した「喪失の危機感」にあります。
信州紬のような伝統工芸が消えゆく現状を目の当たりにし、痛感しました。文化とは目に見える「表層」だけでなく、その底にある日本古来の思想や宗教観という「根っこ」で支えられているのだと。この「根」が枯れれば、日本というアイデンティティそのものが瓦解してしまう。
だからこそ、あえて「表層」からのアプローチを戦略的に実践します。
イスラエル時代から培った技術的知見と、ライフワークである民俗学・観光社会学を掛け合わせ、アニメやゲームといった巨大な「サブカルチャー」市場を、伝統への入り口として再定義します。付喪神や妖怪といった日本独自の精神性は、現代のコンテンツと極めて親和性が高い。この「サブカルチャー(表層)」をフックに、その奥にある豊かな物語や思想(深層)へと人々をナビゲートすることこそ、私の使命です。
これからの地域経済に必要なのは、昭和型の「物質消費」から、物語への「思いの消費」への転換です。そして、特定国のインバウンドに依存しない多様なポートフォリオと、文化の守り手である「日本人ファースト」の視点です。
机上の空論ではなく、自ら地域に入り込み、汗をかく。文化の担い手やコンテンツを愛する人々と共に、100年後の日本に文化の種を残すための事業を、着実に実行してまいります。
私の専門分野
文化の思想的背景を読み解き、現代のサブカルチャーを触媒として、次代へと繋がる観光経済をデザインすること。
一過性のイベントや刹那的なブームで終わらない、地域に根ざした経済循環を生み出すためには、表層的な「モノ」や「コト」をなぞるだけでは不十分です。私はその土地の歴史や人々の営みの中に眠る文化の「根っこ」、すなわち民俗的・思想的な背景まで深く潜り、その本質的な価値を現代の文脈で再定義します。
その上で、日本が世界に誇る強力なコンテンツである「サブカルチャー(アニメ・ゲーム等)」を、単なる集客装置としてではなく、文化の新たな翻訳機・増幅器として活用します。
物語への深い共感、すなわち「思いの消費」を喚起することで、訪問者と地域の間に本質的な関係性を構築し、物質的な消費に依存しない、新たな経済モデルを創出します。
また、日本のものづくり文化を未来へ繋ぐ活動にも深く関わっており、特にオルゴールが持つ文化的価値の発信と、その技術を継承するためのサポートを、長年にわたり続けております。
【提供できる具体的な価値】
- 文化観光コンテンツの企画・開発:
- 民俗学の知見を基に、地域の埋もれた歴史や文化資源を掘り起こし、サブカルチャーとの接続点を見出し、唯一無二の観光コンテンツを企画します。
- 戦略的マーケティングとプロモーション:
- 30年以上の経験に基づくWEB・デジタルマーケティングのノウハウを駆使し、コンテンツの魅力を最大化する情報発信戦略を立案・実行します。
- 長期的に自走する事業モデルの設計:
- 一国経済への依存リスクを排し、国内外の多様なファン層にアプローチする事業ポートフォリオを設計。
「日本人ファースト」の視点を軸に、長期的に愛され、地域を潤すビジネスモデルを構築します。
- 一国経済への依存リスクを排し、国内外の多様なファン層にアプローチする事業ポートフォリオを設計。
【アプローチの核心】
私の仕事は単なるコンサルティングではありません。
文化の「根っこ」と、それを求める人々の「思い」を繋ぐナビゲーターであり、机上の空論で終わらせない実践家です。
文化の担い手である地域の方々と深く対話し、共に未来を創造していくことを最も大切にしています。
主な実績・活動
■ 監修・協力
- アニメ『YASUKE -ヤスケ-』(2021年)
― 脚本・小物・キャラクター・背景美術時代考証協力 - アニメ『ゾンビランドサガR』(2021年)
― 脚本・小物・キャラクター・背景美術時代考証協力 - アニメ『地獄楽』(2023年)- 背景美術・キャラクター・小物・背景美術監修
- 他(法人化前の作品・美術館)
■ 職歴・経歴
- 開発・企画、ウェブマーケティング・デザイン・ブランディングに30年以上従事
- 80〜90年代に印刷デジタル化ワークフロー開発に従事
(Scitex社、リクルート社) - 2000年代、大手メーカーにて用途開発マーケティングを担当
- ブランディング事例(一部)
- 松本市
- 信州湯田中温泉郷
- 大判印刷機
- 信州紬等伝統産業
- 上田近代遺産(蚕糸業)
- 80〜90年代に印刷デジタル化ワークフロー開発に従事
- 2014年、京都芸術大学(旧・京都造形芸術大学)にて芸術学を専攻
- 2020年、観光コア人材育成スクールにて、観光マネジメントを履修

■ 委員・会員
- 2010年 松本市総合計画策定委員
- 平成18年度 松本市観光戦略委員
- 2023年〜 観光学会「移動縁を考える会」
- 2020年〜 観光考古学会
■ 企画・執筆(ことほむ出版部)
- 『「物語」のある会社だけが、価格競争を生き残る―AIが評価する「価値」の作り方、伝え方』、2025年10月
Amazonで販売中 - 『AIが、あなたの会社の「物語」を探しはじめた。』、2025年10月
Amazonで販売中 - 『なぜ、あの人は「テレビ」を信じるのか?: 地方中小企業のための「IT化敗戦」を乗り越える思考法』、あなたをことほむ、ITビジネス思考の攻略本シリーズ、2025年11月
Amazonで販売中 - 『東京じゃ、勝てない。: 地方企業が連携する「ノード経済」で稼ぐ新戦略』、あなたをことほむ、ITビジネス思考の攻略本シリーズ、2025年11月
Amazonで販売中 - 『あなたの町は、「その他大勢」で終わるのか?: 熱量こそが最強の武器になる。「ことほむ」の理念に学ぶ、新時代の観光戦略』、あなたをことほむ、文化観光の攻略本シリーズ、2025年11月
Amazonで販売中 - 『観光業界の人手不足という診断ミス: 観光業界の40代中核人材が「昭和脳」の上層部に提示すべき、客観的ファクトに基づく分析レポート』、あなたをことほむ、文化観光の攻略本シリーズ、2025年11月
Amazonで販売中 - 『企業理念解体センター: 後継者が「継ぎたい」会社に変える、呪いの解呪術』、あなたをことほむ、ITビジネス思考の攻略本シリーズ、2025年11月
Amazonで販売中 - 『ゆでガエル経営者のための2026年生存術: 2026年を生き残れば未来は明るい。零細・中小企業がAI時代を勝ち抜く生存術』、あなたをことほむ、ITビジネス思考の攻略本シリーズ』、2025年12月
Amazonで販売中 - 『地域観光時代考証ビジネス: なぜ、あなたたちの観光PRはコストで終わり、資産にならないのか?』、あなたをことほむ、ITビジネス思考の攻略本シリーズ、2025年12月
Amazonで販売中 - 『サブカルから考える、デジタルオタク時代のネオ信仰: 推しという名の神をデザインする』 あなたをことほむ、ITビジネス思考の攻略本シリーズ 、2026年1月
Amazonで販売中 - 『地域鉄道は物語を運び、分断されたレールは国家PJの夢を見るか?: 富山沢地域電気鉄道の生存戦略』、あなたをことほむ、ITビジネス思考の攻略本シリーズ、2026年1月
Amazonで販売中 - 『観光の壁を壊すのは、誰だ?: 上田城下と塩田平で学ぶコンテクスト経済の歩き方』、あなたをことほむ、ITビジネス思考の攻略本シリーズ、2026年1月
Amazonで販売中 - 『電脳の依代は、ビジネスの夢を見るか?: AIアバターに愛すべきノイズを実装せよ』、あなたをことほむ、ITビジネス思考の攻略本シリーズ、2026年2月
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※Amazonにて、同姓同名の(すごい)作者様が居ます。
そんなすごい人とは「ことほむ」の伊藤は別人ですのでご注意ください。
私が仕事で大切にしていること(人間性・哲学)
Q. なぜ、現在の仕事を?
A. 松本市で市民記者編集長をしていた頃、素晴らしい「松本紬」や精巧な「オルゴール」の製造技術が、マーケットの急速な縮小により消えゆく寸前であることを知りました。この経験から、私は物事を「蓮華三諦観」という思想で捉えるようになりました。
それは、水面上で輝く美しい花(宝や成果)も、その養分となる目に見えない水面下の泥(文化の根源・歴史)なくしては存在し得ない、という考え方です。素晴らしい「宝」が、その土台ごと静かに失われていくことへの強い危機感が、私の原点なのです。
当初は伝統工芸そのものを調べていましたが、やがてその担い手や地域を支える仕組みとしての「観光」の重要性に気づきました。テクノロジーやマーケティングの世界にいた私だからこそ、異なる世界の知見を繋ぎ合わせ、光の当たる「花」と、それを支える「泥」の両者を繋ぐ「蓮の葉」としての役割を担えるのではないか。文化を未来へ残すための新しい循環をデザインしたいという想いが、今の活動に繋がっています。
Q. 仕事をする上で、最も大切にしていることは何ですか?
A. 新しい関係性を発見し、編み直すこと。
一見無関係に見える「アニメの聖地巡礼」と「文化庁が推進する文化観光」、「消えゆく伝統工芸」と「未来の空間コンピューティング」。これらの点と点を結びつけ、新しい価値の線を描き出すことに、仕事の醍醐味を感じています。
私はこの「編み直し」のプロセスにおいて、自らを三つの顔を持つ「翻訳者・媒介者」だと定義しています。
まず【研究者】として、双方の文化の根源や歴史、業界が抱える課題を深く探求します。
次に【戦略家】として、経済的な価値と物語的な価値を両立させる、最適な組み合わせと事業モデルを発見します。
そして最後に【ナビゲーター】として、関係者全員が同じ未来を向けるよう、対話を重ねて伴走します。
それぞれの業界が抱える課題を、別の業界の強みで解決できないか。常に業界を横断する視点を持ち、点と点を結んで価値の線を描くだけでなく、その線が未来においても輝き続けるための、強くしなやかな「仕組み」そのものをデザインすること。
それが私の最も大切にしている仕事です。
Q. この仕事を通じて、どのような未来を創造したいですか?
A. 私が創造したいのは、テクノロジーが、人々を文化の深みへと誘う「翼」となる未来です。
2025年を起点に数年後には、グラス型のデバイスやAIアバターが当たり前の社会になっているでしょう。
「ことほむ社」が今開発している仕組みは、その未来のAIたちに、地域の歴史や物語を供給するための重要な「土台」となります。バーチャルな案内人であっても、その言葉の背景には本物の歴史と人々の思いが息づいていなければなりません。
忘れてはならないのは、どんなに素晴らしい技術という「花」も、それを支える歴史や思想という「泥」なくしては、決して人の心を永続的に動かすことはできない、ということです。
新しい技術が人間の尊厳や地域の多様性を豊かにするために使われるよう、物語の力でその方向性を導いていくこと。そして、その未来を共に創造する、分野を越えた仲間と出会うこと。それが、私がこの仕事を通じて成し遂げたいことです。
Q. WordPressのスペシャリストということですが?
A. 気がついたら長いこと触っていました。
2003年に登場したばかりのWordPress(2003年5月27日という自身の誕生日の翌日)を触って、CMSという世界を知ります。2004年にはXOOPSとWordPressを組み合わせたサイト構成を研究しながら、2010年にWordPressが3.0になったことをきかっけに、WordPressでのみサイト構築をしてきました。
気がついたらずいぶん長い間WordPressを触っていたので、北陸移住をきっかけにMeetupに参加するようになりました。
出版
Amazon Kindleにて出版中の書籍一覧です。
個人での情報発信
より専門的な歴史の話題や、日々の調査で感じたことなどを、noteで発信しています。






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