― Philosophy, Strength & Story ―

歴史に学び、今を創り、未来を守る。
ことほむ社は、システム領域・歴史学領域・クリエイティブという、従来では交わることがなかった分野を架橋し、
未来の価値を創造する『ナラティブ・バリュー(物語価値)コンサルタント』です。
ことほむ社がなぜ選ばれるのか、
何を信じているのか、
そしてどこから来たのか。
そのすべてを、ここに記します。
ことほむの強み
ナラティブ・バリューという集約点
価値に気がつく為には、ナラティブが必要。
■ すべてには「ナビゲーター」が必要。
優れた現代アートも、1000年続く神社の鳥居も、あるいは何気ない路地裏の風景にも共通した、背景にある文脈への解説・解釈(ナビゲーション)があって初めて、人はそれを自分事として捉え、深く楽しむことができます。
しかし、一般的な解説は往々にして一側面に過ぎません。
歴史的な事象や文化財は、見る角度を変えれば、もっと多様で、もっと豊かな表情を隠し持っています。
■ 解釈のための二つの「術」
私たちが提供するのは、そのための二つの「術」です。
- 学術(Academics):
歴史学、民俗学、宗教学。先人たちが積み上げてきた膨大な知見を用い、対象が持つ本来の意味や隠された文脈を正確に読み解く力です。 - 技術(Technology):
AI、LLM(大規模言語モデル)、デジタルアーカイブ。
読み解かれた複雑な情報を、現代の人々が最も受け取りやすい形に変換し、対話的に届ける力です。
■ 「価値」は、ナラティブに集約される
学術によって掘り起こされた事実は、技術によって整理され、一つの物語(ナラティブ)として再構築されます。
ことほむ社は、バラバラに存在していた地域の資源や企業の歴史が、このナラティブという一点に集約されたとき、初めて誰かにとっての価値に変わると考えています。
そのための一側面を整備し、解説という名の光を当てること。
それが、ことほむが提唱する「ナラティブバリュー・コンサルティング」の本質です。
専門性と独自のアプローチで未来を拓く
なぜ「ことほむ社」は、独自の解決策を提示し、具体的な成果を生み出すことができるのか。
私たちの核となる強みは、以下の3点に集約されます。
① 独自のプロセス:「歴史の叡智」×「物語の力」×「最新技術」
ことほむ社は、深い洞察とテクノロジーを融合させ、本質的な価値を創造します。
- 深い専門知識の基盤:
歴史学・民俗学・宗教学といった人文学知をベースに、マーケティングとシステム構築の知見を統合。
徹底的な文献調査で情報の精度を担保します。 - 多角的なストーリーテリング:
コミカライズ・アニメ化企画のシナリオ、脚本の技法・ノウハウを用い、ターゲットの感情に響く物語を構築しています。 - ビジュアル化による訴求力:
複雑な歴史背景を、図解などでできる限り可視化。関係者間のイメージ共有を迅速化します。 - 独自のターゲティング(モブキャラペルソナ):
世界観・キャラクター設定の視点ノウハウを取り入れたモブキャラペルソナ設定により、潜在的なターゲット層を掘り起こします。
② 実践力と解決事例:長野県上田市「柳町」のモデル
長野県上田市柳町では、文化財を再調査し「食と神霊」という文脈を再発見。地域住民とのワークショップを経てミニマムブランディングを実施し、上田城下町観光協会の発足へと繋げました。
さらに調査の中で見えてきたクリエイティブの種(シード)を広く解放していくよう、同観光協会と共に準備を進めています。
文化財への負荷を抑えつつ観光価値を高める、持続可能なモデルの実践例です。
③ 信頼のネットワーク:異分野を架橋する「知」のハブ
●ビジネス、アカデミア、テクノロジーの最前線と繋がる
ことほむ社のネットワークは、代表メンバーが歩んできた異色のキャリアが、通常は交わらない分野の専門家たちを有機的に結びつけています。
- 「ビジネス × 歴史」のハイブリッド視点(青山信子):
大手セラミックス系企業でのゼネラルマネージャー経験と、京都芸術大学大学院での歴史研究という実業・学術の両輪を持つ代表・青山。
この背景により、大学教授や研究者といったアカデミアの知見を、ビジネスの現場で使える形に翻訳して実装することが可能です。 - 「テック × 伝統文化」のエンジニアリング思考(伊藤昌輝):
技術大国イスラエルでのDTP開発経験を持ち、論理的なシステム思考に長けたストラテジスト・伊藤。 一方で、日本の伝統工芸に関する深い調査経験も併せ持ちます。
最先端のIT技術から職人の手仕事まで、全く異なる言語と文化を持つ世界を深く理解しているからこそ、双方を通訳し、一つのプロジェクトチームとして機能させる調整力を発揮します。 - 「考証 × Z世代」の視覚的翻訳者(ヒビノユウカ):
難解な歴史情報を、現代的なイラストやキャラクターへと変換するビジュアライゼーション(視覚的翻訳)担当。
京都芸術大学で芸術教養学を学んだアカデミックな知見と、侍や伝統装束への深い探求心(オタク的熱量)を併せ持ちます。 自身も健康上の困難(HSP/慢性疲労等)と向き合いながら、Z世代ならではの繊細な感性で考証とクリエイティブを融合。
文字資料だけでは伝わりにくい歴史の魅力を、直感的に伝わるビジュアルへと昇華させます。 - プロジェクトごとの柔軟なスペシャリスト招集:
これらのハブ機能を活かし、案件ごとに最適な知を持つスペシャリスト(研究者、脚本家、マーケター等)を招集。
固定化された組織ではないからこそ、学術的な正しさとエンターテインメントとしての面白さを両立させるベストメンバーでの提案が可能です。
思想とアプローチ

AIと人文学の交差点から、見えない「泥」に光を当てる
なぜ論理的に正しいだけの施策では、人の心が動かないのか。
私たちの活動の根幹には、東洋の叡智に基づいた独自の思想があります。
思想の根源:「蓮華三諦観」
水面上の美しい花(ビジネス成果)は、水面下の見えない「泥」(歴史・文化・人の想い)があって初めて咲きます。
天台の教えにある「蓮華三諦観」のように、私たちは見えない「泥」を深く掘り下げ、リスペクトすることでしか、本物の「花」は咲かないと確信しています。
方法論:異分野を繋ぐ「触媒」
企業・地域・IPホルダー。異なる言語を持つ三者の間に立ち、私たちは「翻訳者」として共通のビジョンを描きます。 この役割を支えるのが、3つの専門性の統合です。
- データと論理の【科学】: AI活用、データ分析による戦略構築。
- 歴史と文化の【人文学】: 時代考証により、地域の「泥(文脈)」を発掘。
- IPと体験の【創造】: キャラクター開発やデジタル技術で、熱狂的な「体験」へ昇華。
私たちの物語

ことほむが灯す、未来への光
最後に、私たちがなぜ「ことほむ」と名乗り、何を目指して歩み始めたのかをお話しします。
創業の灯火と、試練を超えて
2019年、インバウンドの熱狂の中で消費されていく文化財への危機感から、私たちは立ち上がりました。文化を守ることと観光の切り口から地域が豊かになることを両立させたいという情熱が原点です。
コロナ禍、そして2024年の能登半島地震。 特に拠点のひとつである石川県での被災経験は、地域文化を未来へ繋ぐという使命の重さを、痛烈に私たちに刻み込みました。困難を知るからこそ、私たちの決意は揺るぎないものとなっています。
社名「ことほむ」に込めた願い
「ことほむ」は、古代日本語の「言祝(ことほ)ぐ」に由来します。 ここに、華厳思想の事事無礙という世界観を重ねています。
- こと(事): 歴史の一片、文化財、人々の営み。
- ほむ(誉む/祝む): それらの輝きを理解し、称え、未来へ繋ぐ。
一見バラバラに見える「事」も、実は帝網のように無限に繋がり合っています(一即一切)。
私たちの仕事は、歴史の断片や現代の課題という「事」の繋がり(縁起)を読み解き、新たな調和を社会に灯していくことです。
未来への展望
過去の価値観から翻訳された、価値観が共存し、歴史の知恵が未来を創り、文化が人々の心を温かく繋ぐ社会へ。
私たちは、小さくとも確かな光を放ち続ける帝網珠の一つとして、これからも誠実に、皆様と共に未来を〝ことほみ〟続けてまいります。