MENU
文化観光ブランディング伴走支援
観光ツアー商品の企画・開発には「文化」の視点がこれから重要になります。
観光ユーザーの興味・関心は世代ごとに大きく変化しており、昭和の経験則はコロナ禍で覆されました。
特にZ世代が消費の中心に影響を与え始め、観光ツアー商品の開発にも影響を与えています。
文化庁が推進するように、観光訴求の施策に「文化」を取り入れることが求められていますが、具体的な方法に悩むことも多いでしょう。そこで弊社では文化を通した観光ブランディングの伴走支援を通じて、観光訴求のアイデアや企画、資料の取りまとめをサポートいたします。
文化を「見える化」するために
文化とは、地域の人々の行動が習慣化されたり、行動を抑制したり、心の安寧をもたらす手段として形式化されたものです。そのため、観光ユーザーが日常で体感しているものとの差異が明確に見えるものもあれば、知識がなければ見逃してしまうものも多くあります。
その知識を世代に受け入れられやすい方法で伝達するための基礎的な整備を行っておくことが重要です。
写真家はそうした知識を元にモチーフを決めて撮影に訪れるユーザーの一例です。写真家の目を通すことで文化が「見える化」されます。
時代考証・資料収集
アニメーション作品やゲームコンテンツにおいて、作中の背景やキャラクター衣装、小物、配置オブジェクトなどは、時代に即したほうがクオリティが上がります。また、近年ではそうした細かなクオリティがアニメ聖地巡礼などの観光行動にも影響しています。
こうした資料収集にインターネットを活用していると思いますが、ネットの情報は注意が必要です。
たとえば写真資料は明治30年以降のものが多く、また東京などの都市部風景がほとんどです。
明治期は、地方に行けばまだまだ江戸期の色が濃く残っており、近代化の波は大正に入らないと影響が出ていない場合も多くあります。
逆に江戸時代以前に関しては、ほとんどが大正時代の地方部風景で描かれています。
特にアニメーション作品は後世まで残っていく可能性が高いうえに、海外流出まで考えられますので、後の世代が作品背景を参考にして日本の過去風景を描いてしまうことも十分考えられます。(テレビ時代劇の影響を非常に大きく感じています)
日本の歴史文化学は文献などの史料を分析し、遺物や出土品などとの関係を一つ一つつなぎ合わせ、歴史上の事実として流れを描く大変地味な作業の繰り返しをしている一方、過去に結び付けられた史料の解釈から、間違っていると認められた場合は、史実を修正していく方針で成り立っています。
こうした方針は各国で異なっているため、史料に基づく映像表現は、そのまま国家観の表現にも繋がりかねません。
私達はそうした背景と、昭和から育ってきたアニメーションという表現方法、同じくゲームコンテンツという表現方法において、できるかぎり史料に基づく表現を期待しつつ、クリエイティブに有効な資料収集をお手伝いできる相談窓口として機能提供しています。
AI UXに対応するための技術サポート
基幹システム導入・運用サポート
社内インフラのサポートとして、基幹システムの運用、導入のサポート、広報支援ツールとしてWordPressの運用メンテナンスなども重要な要素です。
特にAIを業務フローのどこに組み込むか? といった悩みに対してもご相談を承っています。
観光業界、アニメ業界、ゲーム業界に限らずですが、基幹システムの構築とAI導入はマストになってきますので、検討の際には導入までの伴走支援のほか、運用方法のサポートまでご相談に応じます。
AR/VR
スマートフォンが登場してから約20年が経ちました。ガラケーがスマートフォンに変わるのにおよそ15年かかったことを考えると、そろそろポスト・スマートフォンが見えてきてもおかしくありません。
その一つがスマートグラスです。スマートフォンと連携することで、空間に情報をわかりやすく表示する体験が可能になります。
その際使われる技術がAR/VRです。
下図(左)は、AIで半身の写真を全身化し、イラスト化した後に手作業で修正した2Dアバターを3D内に配置した例です。実際にARで表示できるように加工してあり、下図(右)のQRコードからアクセスできます。
この方法は、最も簡単にARを活用するもので、3Dモデリングはほとんど必要ありません。そのため、ARグラスが普及した際に、マーカーを通してこのようなオブジェクトを浮き上がらせることも可能です。
また、近い将来を見越して、Googleが位置情報連動(ロケーションベース)のARプラットフォームを準備しています。「Google Maps Platform」がそのサービスで、ARグラスとの相性も良く、スマートフォンでも使えるため、プロモーションなどの活用が期待されます。
※3D制作にはBlenderを利用しています。
ARのデモンストレーション
ARデータの表示のみとなりますが、デモンストレーション用のマーカーをまとめておきます。